富士山南麓でクマ出没相次ぐ異常事態…地元自治体、サファリ、アウトドア施設が緊急対応

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「担当部署だけでは人員が足りないので、全庁の職員に協力してもらい、パトロールを強化し、徹底します。市民には朝晩の外出を控えてもらい、屋外に出る時は鈴やラジオなど音の出るものを携行するよう注意喚起します。市内の8つの小中学校では登校は保護者に送迎をお願いし、下校はバスを用意して自宅まで送り届けます。学校にクマ撃退スプレーを配備して、児童生徒全員にクマ鈴を配っています」(市農林政策課担当者)

■観光、レジャー、スポーツ施設に大打撃

 富士山周辺に生息するツキノワグマは「富士地域個体群」と呼ばれ、他の地域から道路などで分断されているため、生息域が狭くなり、絶滅の恐れがあるとされていた。

「一昨年、県として初めて生息調査を行い、富士川より西に生息する南アルプス地域個体群は450頭、富士山周辺には100頭生息すると推定しています。頭数が増えたのか、行動範囲が人の生活圏に近づいてきたのか」(県自然保護課担当者)

 裾野市は都心から車で70分とアクセスが良く、観光やレジャーに加え、冷涼な気候と標高差を生かし、スポーツを通じた地域振興にも取り組んでいる。

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