日本は「円安・ナフサ高・代替調達高」の三重苦…6~8月で5000品目超「値上げラッシュの夏」が庶民を襲う
ますます「弱い日本」に
飲食料品値上げが23年以来2年ぶりに2万品目を超えた昨年と違い、今年はナフサ高・原油高が重なる。財務省貿易統計によると、今年4月の輸入ナフサは1キロリットルあたり初めて10万円を突破。原油の輸入価格も米国などからの代替調達に押し上げられ、4月は過去最高の1キロリットルあたり10万1400円に達した。
安価な中東産原油・ナフサを代替調達で賄いきれないばかりか、余計に輸入コストがかさむ中、為替は円安基調のままだ。4月末の為替介入から1カ月余りで、1ドル=159円台後半に戻ってしまった。円安・ナフサ高・代替調達高の三重苦では、物価高の深刻化は避けがたい。
日銀が今月15、16日の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの予測が高まる一方、まさかの「見送り論」が元日銀審議委員から出てきた。
「今や日本円は世界最弱で、誰も魅力に感じていません。利上げして少しでも円にプレミアムを付けなければ、高市首相の言う『強い日本』どころか、ますます『弱い日本』になっていきます。ただでさえ、政策金利を0.25%引き上げても実質金利はマイナスで、円に魅力はない状況です。企業物価は上がり、個人消費が疲れを見せ始めているのだから、利上げによって少しでも水際で輸入物価を抑えることが不可欠です」(経済評論家・斎藤満氏)
酷暑に狂乱物価では、「夏の暑さにも負けぬ丈夫なカラダ」なんかもてない。値上げの夏にオロオロするしかないのか。
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高市政権の無為無策で、庶民の青息吐息はいつまで続くのか? 関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。
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