著者のコラム一覧
若月澪子ルポライター

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」

公開日: 更新日:

「陸の孤島」にいる架電チーム

 Gさんの「上司」は40代の正社員。ほかの男性社員は営業で外回りをしていることが多い。社内にいるのはパートや契約社員の女性たちだ。

 その社内で、Gさんたち10名のシニア男性の架電チームは特異な存在である。Gさんたちのデスクは、陸の孤島のようにオフィスの片隅に設けられている。

「一日に架電するのは30件ほど。先方からは悪質な営業電話と思われ、ケンカ腰で回答を拒否されることもあります。そういう時には、ひたすら謝るしかありません」

 架電はストレスフルな仕事だ。しかし、Gさんはそれほど苦痛を感じていない様子である。

「知らない業種の経営者や個人事業主の方と会話できますし、いろんな業界のことを知ることができて発見もあります。先方がどんな反応で来るか、ドキドキを楽しんでいます」

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