ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」
コールセンターという「周辺労働」に就く理由は、貧困だけにあらず
コールセンターは現代の「周辺労働」の一つである。周辺労働とは、正規雇用の周辺で働く、非正規雇用が中心となる労働を指す。グローバル化が叫ばれて久しいが周辺労働の種類は今、世界的にも共通している。
英ジャーナリスト、ジェームズ・ブラッドワースの著書『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』(濱野大道 翻訳)は、イギリスの周辺労働の職場に潜入取材を試みたリポートである。
取り上げられている周辺労働には、物流倉庫での単純作業、ドライバー、介護職、そしてコールセンターの4つがある。いずれも高いスキルを必要としないため、参入障壁が低く、低賃金で、人材の流動が激しく、人手不足に陥っている。日本の状況も同じだ。
日本でこれらの仕事に就くのは、女性、障害者、外国人労働者、スポットワーカーなどが中心である。加えて、最近はシニア世代が参入している。
Gさんはコールセンター業務を「暇つぶし」と笑うが、実態は業務委託という低賃金で、仕事のない高齢者から搾取する「ブラック労働」と言えなくもない。
「年金や貯金があっても孤独」。周辺労働に集まるのは、経済的貧困だけでなく、人間関係の貧困を抱える人でもあるのだ。
(了)
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本編の前編は、関連記事【もっと読む】「派遣でコールセンター」とは正直に言えない…借金返済のため同業を掛け持ちするシニア男性の悲哀…でどうぞ。
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