著者のコラム一覧
若月澪子

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」

公開日: 更新日:

「暇つぶし」で働くシニアもいるという現実

 Gさんは現役時代、従業員6000人ほどの繊維商社に勤めていた。ニューヨークや香港に駐在していたこともあり、世界を飛び回るビジネスマンだったという。

 持ち家で、株や貯蓄を含む資産は3000万円以上あり、月30万円の年金も受給している。ストレスフルな架電業務に就かなければならないほど、生活に困っているワケではない。それでも働くのはなぜだろう。

「正直、家にいても力を持て余してしまうんです。図書館とスポーツクラブだけでは、満たされない。贅沢をしなければ暮らせますが、暇つぶし感覚で働いています。この仕事は定年がないので、75歳くらいまでは働きたいです」

 Gさんのように「お金はあるけれど働きたい」というシニア男性は多い。充実した現役時代を送ってきたシニアほど、“老後砂漠”に放り出されると途方に暮れてしまうのだ。

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