詐欺撲滅系YouTuber逮捕…それでも儲かる「私刑ビジネス」のカラクリ
「ネット界隈では『感情経済』と呼ばれています。アルゴリズムによって怒りや感情を揺さぶるコンテンツが拡散されやすく、巨額の収益源になる。私刑を伴う撲滅系や成敗系は、視聴者心理を巧みに利用しています」
実録をうたいながら真偽が不明な動画にも、本気で怒り、拍手を送る視聴者がいる。
「暴露系YouTuber『コレコレ』などの人気で参入者も増えました。私刑コンテンツが支持される背景には、価値観のよりどころを求める心理があるのでしょう。取材すると情報提供が多くネタに困らないと聞きます。一方、メディアのような真偽の精査ができず、情報が垂れ流される問題もあります」(井上氏)
もっとも、収益化停止やアカウント削除も致命傷にはならないという。
「過激化すればライト層は離れますが、熱狂的な支持者は残る。YouTubeの処分さえ『権力による弾圧』と受け止め、結束を強める。会員制オンラインサロンや独自ファンクラブで収益を得る仕組みもあるのです」(井上氏)
正義を振りかざす配信者と、それを熱狂的に支持する視聴者。両者の関係が「私刑ビジネス」を支えている。
◇ ◇ ◇
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