「貧しいニッポン」の姿クッキリ 日米の株価格差は34年間で10倍→150倍に

公開日: 更新日:

「次は4万円」の掛け声とともに、34年ぶりに史上最高値を更新し続ける日経平均株価。株式市場は沸きに沸き、利益確定売りが優勢となった2月28日は「4日ぶり反落」がニュースになるほどだった。

 投資と無関係なフツーの庶民は沸騰市場を眺めているだけだが、日本企業が世界の時価総額上位に並んだ34年前のバブル期と今の日本経済の状況が同じでないことは誰でも分かる。日米の株価の格差を改めて比較してみると驚かされる。

■34年前は「10倍」

 日経平均は「史上最高値圏」とはいえ、直近の為替相場(1ドル=150円)でドル換算すると、28日の終値の3万9208円03銭は、約261ドル。27日の米ニューヨーク(NY)市場のダウ平均株価は3万8972.41ドル。日米差は実に約150倍だ。

 34年前の最高値時の1989年12月29日の日経平均の終値は3万8915円87銭。当時の為替相場(1ドル=143円)でドル換算すると約272ドルだ。1989年末のNYダウは2753ドルだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"