富士通(下)国内でもトラブル続出「負の歴史」、英国史上最大の冤罪事件の今後は
国内でもここ数年間、富士通のシステムのトラブルが相次いだ。
2020年10月1日、富士通の株式売買システム「アローヘッド」を使用している東京証券取引所でシステム障害が発生。株式売買が終日ストップした。
日本取引所グループ(JPX)が設置した(事故)調査委員会が公表した報告書によると、「アローヘッド」は共有ディスク装置の異常を感知すれば、1号機に不具合があれば2号機に自動的に切り替わるはずだったが、初期設定や操作説明書に不備があり、自動で切り替わらなかった。
調査報告書は自動的に切り替わらなかったことについて、「製品マニュアルの記載の誤りの原因及び責任は作成者たる富士通にある」と結論づけた。
東証のシステム障害について、金融庁は東証と親会社のJPXに対し、業務改善命令を出した。行政処分を受けた責任を取って、東証の宮原幸一郎社長は辞任。JPXの清田瞭グループCEOが東証社長を兼任した。システム開発を担った富士通は時田隆仁社長が役員報酬を減額しただけだった。
■関連記事
-
語り部の経営者たち キッズスター 平田全広社長(6)幼い息子の行動を観察して思いついた職業疑似体験アプリ「ごっこランド」
-
人生100年時代の歩き方 価格急騰、強い過熱感でも「金」は買いか? 投資歴30年超のコンサルが唱える「リスクヘッジで買う方法」とは
-
「50年ロングセラー」の秘訣 スナックサンド(フジパン)「こっちじゃない」と自虐CMで反撃…元祖をアピールしてシェア急回復
-
新NISAで買っていい?企業診断 AI領域のハード・ソフトを開発・販売する「ジーデップ・アドバンス」はエヌビディアと親密
-
語り部の経営者たち キッズスター 平田全広社長(5)世界旅行を終えてサイバーエージェントに入社 アメブロと藤田晋社長の存在
-
語り部の経営者たち キッズスター 平田全広社長(4)バックパッカーとして欧州から南米へ…“田舎もんでもなんとかなる”の自信
-
「50年ロングセラー」の秘訣 黒ひげ危機一発(タカラトミー)飛び出したら勝ち?それとも負け? 人気キャラとのコラボ商品も
-
語り部の経営者たち キッズスター 平田全広社長(3)競馬で大金ゲット!「中田英寿選手を見に行こう」と会社を辞めてバックパッカーに


















