東京の不動産価格は二極化が加速…マンションは「持ち家か賃貸か」迫られる“究極の選択”

公開日: 更新日:

 パワーカップルも購入をためらうほど都心は高騰。そのため、とりあえず賃貸か郊外で所有かに限られてくるが、長谷川氏は中高年以上には“持ち家の確保”を勧める。

「若いうちはよくても、老後の賃貸暮らしは不自由を感じることが多くなります。今後、団塊の世代が80代に差し掛かる中、介護施設の働き手不足や高額化で入居できず、派遣ヘルパーに自宅でケアしてもらうケースが増えるとみられています。バリアフリーのリフォームが必要になっても、賃貸の場合、独断ではできません。年を重ねると、賃貸がついのすみかになり得るか考える時がやってきます。都心は無理でも、医療や教育などインフラが整っている都市近郊には、2000万円台で中古マンションや中古戸建てが購入できるエリアもあります」

 老後を見据えた場合、購入時期に注意が必要だ。

「高齢になって住宅が買える現金があれば問題ありませんが、もし住宅ローンを検討する場合、70歳になるとローンが組めなくなり、50歳だと30年ローンで80歳まで返済することになります。持ち家でない人は自分や家族が将来介護を受け、死を迎える家を50代からイメージしておくことです」(長谷川高氏)

 資産価値だけでなく、老後の安心のための住まい選びも重要になってくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意