パワーカップルが組む「ペアローン」の是非…23区内新築マンション1億円超えで議論の的に

公開日: 更新日:

 2023年の東京23区の新築マンションは平均価格が1億1483万円(不動産経済研究所発表)と大台を突破する中、論争になっているのが住宅ローンの組み方だ。

〈離婚した時、揉めるからやめろ〉

〈夫婦でローンを組んだ方がメリットがある〉

 住宅購入の際、夫婦共有名義にしてペアローンを組むことに賛否の声が上がっている。

 ペアローン推奨派は、借入額が増やせることからさらに高額な物件が購入できる点、住宅ローン減税、売却時の控除を夫婦で享受できるのでダブル節税になる点、さらに団体信用生命保険の加入で、一方が死亡しても残債が保険で完済される点などを挙げる。

「都心のタワマンなどが値上がりしている昨今、価格が高いものほど資産価値が落ちづらい状況を背景に、単独では手の届かない物件をペアローンで買っているのは世帯年収1500万円を超えるパワーカップルが多い」(経済ジャーナリスト)

 だが、不動産アナリストの長谷川高氏は、楽観視され過ぎている現状に警鐘を鳴らす。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー