著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

だから「日清食品」は業績絶好調なのか? 小売業者への価格引き上げ圧力を公取委が警告

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 一連の行為は「15年ごろから続いていた」(公取委関係者)とも言われ、小売店側が要請に応じているか、担当者が実際に店舗を回り、値札をスマホで撮影したり、商品を購入してレシートを集めるなどチェックを繰り返していたというからあざとい。

 日清食品HDの業績はまさに「絶好調」(市場関係者)だ。24年3月期は過去最高となる最終利益541億円を叩き出し、25年3月期はこれを更新する勢いだ。しかしこうした好業績が不当な手段で彩られたものだとしたら消費者に対する重大な背信だろう。

 もっとも値上げが相次ぐ食品業界では「日清以外にも過剰利得をむさぼっているメーカーは少なくない」(事情通)との噂がしきりと駆け巡る。マヨネーズやドレッシングなど大手の寡占状態にある市場や製品ほど、そのさえずりはかまびすしい。

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