玉木雄一郎氏に「包囲網」…“グラドル不倫”騒動収まらず、自民・立憲・財務省で思惑一致

公開日: 更新日:

 国民民主党玉木雄一郎代表(55)の不倫騒動が収まらない。SNS上では、18年前に玉木氏が自身の公式ブログで、政党は高い倫理観を持った人の集団であるべきだとして、「絶対に、不倫をしない」と記していたことが“発掘”され、火に油を注ぐ状態になっている。

 党内には倫理委員会も立ち上がった。内輪の組織だけにお手盛りになる可能性もあるが、きのう(14日)、古川元久国対委員長が代表代行を兼務することになり、臆測を呼んでいる。「玉木さんの代表辞任への準備か」(自民党関係者)というわけだ。

 玉木氏の事実上の“失脚”でつくられ始めたのが、自民党、立憲民主党、財務省の包囲網だ。不倫騒動に乗じて玉木の影響力をそぐという思惑が、三者三様ながら一致しているのだ。

「与党が過半数割れしたので仕方ないが、ここまで自民は玉木代表に振り回されてきた。所得税の『103万円の壁』の178万円への引き上げについても、予算案を人質に強気に出られ、守勢に立たされてきた。立憲は野党第1党のメンツをつぶされ、存在感の低下が著しい。13日には国民民主に対抗する形で社会保険料に関わる『130万円の壁』を是正する法案を独自に提出しました。大幅な税収減を避けたい財務省はニンマリしている」(政界関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    PR会社社長ダンマリ一転、全部ブチまけ“逆襲”の可能性…note投稿は斎藤知事と事前合意済みか

  2. 2

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 3

    斎藤元彦知事の選挙収支報告書で露呈した“隠蔽工作”の跡 PR会社への支出は代表務める政治団体経由という不可解

  4. 4

    杉田水脈がハシゴ外され参院転出に“赤信号”…裏金非公認の免罪符「政倫審」弁明は現職のみ

  5. 5

    不動産投資信託「J-REIT」低迷のワケ…マンションさらに高騰、オフィスも堅調なのにナゼ?

  1. 6

    「日本電解」経営破綻が波紋…上場企業では今年初、再建の道筋いまだ見えず

  2. 7

    自民裏金議員にまた公選法違反疑惑…福島地盤元職の関係先が家宅捜索されたと地元紙スッパ抜く

  3. 8

    企業・団体献金「廃止」を拒む組織内議員の実態…前回参院選直前には労組関連から5.3億円

  4. 9

    京成電鉄がオリエンタルランド株を一部売却…背景にある英アクティビストとの熾烈な駆け引き

  5. 10

    自民党ニンマリ…参院「裏金議員27人」出席の政倫審をNHKは“9時間”生中継するのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁