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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

米国の「バイブル・ベルト(聖書地帯)」はトランプ大統領も気にする重要な票田

公開日: 更新日:

■ロシアと中国の接近にも慌てた?

 2023年3月、中国の仲介で、サウジアラビアとイランは外交関係の正常化で合意し、中東での存在感を高め、「一帯一路」の橋頭堡を強固にした。今回、インドとパキスタンの仲介に中国が乗り出せば、中国への信頼度が一段と高まるとの危機感からか、電光石火の速さでトランプ政権は動き、国際社会での信頼をやや挽回した。

 ロ中の軍事協力により、ロシアがウクライナに負ける可能性はほぼなくなった。首脳会談では、米国・欧州連合との貿易戦争に今後、どう対応するかなどが話し合われただろう。西側(欧米)世界と断交、BRICSなど新興国だけのブロック経済圏の創設も協議された可能性もあろう。

 こうした動きに慌てたのか、トランプ大統領は9日、中国との貿易協議で、唐突に対中関税引き下げを示唆した。12日には、米中両国がスイス・ジュネーブで行った貿易協議で追加関税を90日間、相互に115%引き下げる共同声明を発表。米国は中国に対する関税率を145%から30%に、中国は米国に対する関税率を125%から10%に引き下げた。

 国際社会は、米英、欧州連合、ロシア、中国の4軸を中心に動いている。

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