外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

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■ホテル業は宿泊費の値下げへ

 昨年7月10日の為替1ドル=160円が、この7月7日は144円の円高に推移している。これまでの好調なインバウンド需要は、この為替の円安と米国をはじめとした各国の経済好景気が訪日客増加をもたらした大きな要因といえる。旅行アナリストの鳥海高太朗氏がこう指摘する。

「訪日客の減少は『7月5日に日本で災害が起きる』といったSNSでの拡散の影響が大きく、とくに香港をはじめ中華圏からの客が大幅減少しています。6、7月はさらに減ると思いますが、日本ブームが一巡したともいえます。為替円高が円安の恩恵を享受してきた訪日客への影響を大きくしています」

 さらにこう語る。

「百貨店はインバウンドの客の減少で免税売り上げが減り、円高で高額商品の販売が落ちて客単価の低下に苦戦するでしょう。ホテル業はすでに宿泊費の値下げを始めています。2万円前後だった東京、大阪のビジネスホテルが1万円で泊まれるようになってきました。日本人の旅行者にとっては、ホテルを利用しやすい環境になっています」

 日本経済を潤してきたインバウンド需要。今後の見通しを左右するトランプ関税の影響、為替動向、海外の景気の先行きが注目されてくる。

(木野活明/ジャーナリスト)

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