「町のお医者さん」も深刻経営危機…診療所「4割以上が赤字」の衝撃データ

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 大橋院長のクリニックもコスト増に苦しむ。コロナ禍前の2019年を1とした場合、医業収入は1.22まで持ち直した一方、売上原価も人件費も共に1.54に上昇。医薬品費が19年比45%増と跳ね上がって売上原価はかさみ、人件費も膨張し続けているため、「頑張っても頑張っても(コスト増に)追いつかない」「賃上げのために月10万円が持ち出しになっている」(大橋院長)のが実情だ。

 院長いわく、「医師会の先生と話していると、『ゴルフの会員権を売った』『売り方が一番いいのはどこか』が目下の話題」というから切ない。

 高市首相は24日の所信表明演説で「赤字に苦しむ医療機関や介護施設への対応は待ったなし」と速やかな支援に意欲を見せ、診療報酬・介護報酬についても改定時期を待たずに補助金で「効果を前倒しする」と説明。一方、社会保険料の負担軽減も打ち出している。

 医療クライシスに対応しつつ、国民負担も減らす──。矛盾する政策をどう両立させるのか。単なるリップサービスでは済まされない。

  ◇  ◇  ◇

 医療クライシスについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。

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