インターネット・アカデミー 西洸人社長(1)祖母が教えてくれた「自分のことより人を先に」が仕事の本質

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 祖母は料理上手で、西にとって母親そのものだった。しかし、小学6年生ごろから認知症の兆候が現れ始める。料理の味付けが変わったり、日常的にできていたことができなくなったりした。

「無意識に実の母親を求めていたんでしょうね。老いていく姿を見るのがすごく嫌で、当たってしまうこともありました」

 そんな中、中学3年の正月、心筋梗塞で祖母が急逝した。受験を控えた1月4日の出来事だった。

「前日まで岐阜のいとこの家に遊びに行っていて、普通に元気だったんです。でも、ちょっと疲れて体調が悪いと言っていたので、珍しくコンビニ弁当を買ってきました」

 朝起きてみると、普段は物静かな祖父が祖母の名前を連呼していた。見に行くと、もう息をしていなかった。

 当時15歳の西は、驚くほど冷静だった。父親が仕事で不在だったため、叔母への連絡、主治医への連絡など、すべて自分で行った。

「今思っても怖いぐらい平静で、涙も流さなくて。でも勉強に戻ろうと思っても全然身が入らなくて、なぜか名探偵コナンの漫画を読んでいたことを覚えています」

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