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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

日中関係の悪化がもたらす「生活格差」…100均に並ぶ“Made in China商品”にもいずれ余波が

公開日: 更新日:

 不景気の日本。100円ショップの店舗数は増加し続け、2025年10月末時点でダイソーなど大手4社の国内店舗合計数は約9940店に達した。この10年間で約3100店増加し、4社以外も入れれば1万店を超え、100円ショップのない商店街はないほど。24年に大手4社の売上高ベースで初めて市場規模が1兆円を突破した。

 100円ショップに並ぶ日用雑貨から食品、生活家電などはメード・イン・チャイナが多い。品揃えの拡大とともに100円ではなく、500円の商品もあるが、それでも消費者は安価な商品を求めている。

 低価格のプライベートブランド(PB)も人気。24年度のPB売上高は、セブンプレミアムが1.5兆円超、イオンのトップバリュは1兆983億円とともに増え続けている。

「価格志向」の大波は、ナショナルブランド(NB)企業の春闘での賃上げ、その後の商品値上げを受けて、さらに大きくなるだろう。他方、1ドル=150円台後半の円安を受けて、原材料など輸入物価はタイムラグを経て上昇、いずれ小売価格に転嫁され値上げとなる。

 年金生活者、非正規労働者、生活保護者など生活弱者は一段と困窮しかねない。26年に「生活格差」も一段と拡大するだろう。

 不景気に対処するように編成される補正予算案、その内需下支え効果に期待したい。

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