午年に株高スタートだが中小零細は喜べない 2026年は「円安倒産」増加の懸念を専門家が指摘

公開日: 更新日:

 昨年の円相場は、トランプ関税をめぐる米中対立の緩和が材料となって4月下旬に1ドル=139円台後半となったが、年末には155円台後半まで売られ、足元ではさらに円安が加速。157円台前半で取引されている。今年も「円安倒産」が相次ぐことになるのか。

 東京商工リサーチ情報本部の坂田芳博課長はこう言う。

「輸入材の仕入れコスト上昇が経営体力の脆弱な中小企業には相当な負担となっており、円安要因の倒産は今後も高水準をたどるとみています。大手はコスト増を価格転嫁で吸収できる上、物価高に応じて従業員の賃上げを実施する体力がある。しかし、価格交渉力も体力も劣る中小・零細企業はそうはいきません。大手に反比例するように、二重苦、三重苦を味わっていると言っていい」

 TSRによる昨年12月上旬の調査で、26年に自社業界の倒産が「増える」と予測した企業は55.3%に上ったという。見込み違いを祈るほかない。

  ◇  ◇  ◇

 円安はいつまで続くのか。日銀や高市政権の経済政策については、【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    打線強化急務の巨人が今オフ、トレード獲得に舌なめずりする日本ハム2選手の名前

  2. 2

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 3

    日テレが“打倒 VIVANT”へ総力をかけて挑むドラマ「俺たちの箱根駅伝」の勝算

  4. 4

    経済閣僚から相次ぐ「高市総理はリフレじゃない!」の無責任…にじむのは露骨な米国への配慮

  5. 5

    何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?

  1. 6

    歌番組を見ながら紅白を考えた…来春メンバーが2人になる純烈が気になる

  2. 7

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  3. 8

    川島道行さんは闘病19年 脳腫瘍グレード2で5年生存率は7割

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    WEST.“史上最悪の空中分解”で前途暗雲…10年前のSMAP解散時を超える衝撃