おせちの平均価格は2万9000円に 「3万円の壁」前後で進む二極化

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 根強い需要の一方で、物価高を背景に節約志向も強まり、おせち料理の「二極化」も進んでいる。

「三段重の商品では『3万円の壁』が意識され、おおむねその上下で価格帯が分かれています。コンビニやスーパーなどの量販店は比較的低価格のものを、百貨店は高価格帯のものをラインアップ(品揃え)しました。低価格帯では、国産素材を安価な輸入食材に切り替えたり、魚を鶏肉で代用する工夫が見られました」(同)

 イオンはPB(プライベートブランド)の「トップバリュ」で、税抜き1万円の三段重を販売。エビや黒豆、だて巻きなどの定番品に加え、わらび餅や肉団子など伝統にとらわれない品を盛り込んだ。コンビニ各社が約2万円で販売するおせちは、ローストビーフや付属のすき焼きセットなど、肉類をメインに据えた商品が目立った。

 対する高価格帯の百貨店業界は、各料亭・割烹の特製おせちのほか、自社限定商品を強化。高島屋は3段で2万円前後の商品の他、4万円以上の高額商品も充実させた。6万4800円の商品には4種類のエビやイクラが盛り込まれ、和牛ローストビーフも塊のまま提供されるぜいたくさだ。三越も同様に高額商品を揃え、三段重で16万円という豪華商品を展開した。

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