急成長ホームセンター「コーナン」盤石の出店戦略に暗雲…営業利益率縮小が喫緊の課題に

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「プロ・職人向けを強化した業態『コーナンPRO』を積極的に出店したことが主な要因だ。従来、工具や資材は専門店で購入するケースが多かったが、簡単な資材はコーナンPROが職人の需要を取り込んだ。リフォーム需要の拡大も追い風となっている」(流通関係者)

 通常の「コーナン」が生活消耗品や日用品などを中心に販売する一方、「コーナンPRO」では作業服のほか、工具や塗料、配管などの建築資材を専門的に充実させている。蛇口や鍵を20種類以上揃える店舗もあり、その利便性は高い。

 コーナンPROは00年に1号店を出店し、関東には12年に進出した。同業態の店舗数は過去10年間で45店舗から153店舗へと急増している。好調の背景には、独自の立地戦略も影響しているようだ。

「コーナンは一般的なホームセンターよりも店舗面積が小さく、他社が進出できない都市部に出店している。郊外の大型店まで足を運ぶ必要がないため、地場の工務店にとって極めて便利な存在だ」(不動産関係者)

 業界最大手DCMの1店舗当たりの売り場面積は平均1000坪超であるのに対し、コーナンでは300から500坪の小型店も柔軟に出店している。都内では浅草や江東区深川、大阪では阿波座駅付近に店を構え、ドミナント(特定地域への集中出店)戦略によって都市部での職人ニーズを確実に捉えている。

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