上海旅行で気づいたこと…フードデリバリーが変える街の風景

公開日: 更新日:

 市場規模は圧倒的だ。中国のフードデリバリー市場は2023年に30兆円を超え、3年ほどで2倍以上に拡大したという。大手の「美団」と「餓了麼」だけで配達員数は合計1000万人規模に達するとされる。

 その背景にあるのが、AI(人工知能)による徹底した時間管理である。

「デリバリー会社は、注文から配達完了までの全工程を計算し、最短ルートを瞬時に割り出して配達員に指示を出しています。時間内に届けられなければ報酬が下がる仕組みもあり、交通ルールを無視して走るスクーターも少なくありません」

 そう語るのは上海在住の日本人ビジネスマンだ。あの猛スピードは、巨大プラットフォームが生み出したシステムの末端なのである。

 別の上海在住者が続ける。

「配達員は地方出身者が多い。中国では今も都市部と地方の所得格差が大きく、デリバリー報酬は地方都市の一般的な賃金を大きく上回ります。だから人材供給が途切れない」

 影響は街の風景にも及ぶ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「風、薫る」“シマケン”はブーイングも…Aぇ! Group佐野晶哉には「オファー増」の追い風

  2. 2

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  3. 3

    “世界ランク1位”の座を捨てて甲子園へ 享栄・上江滝拓未「将来はプロかバスの運転手」

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  1. 6

    りくりゅう“ジュニア”に早くも金メダル期待 一般家庭の子にはない「血」と「資金」の強み

  2. 7

    高市政権が国民資産「強奪」計画! 現預金1100兆円を狙い撃ち、放漫財政のツケを庶民のフトコロに押しつけ

  3. 8

    ビートたけし&島田洋七「ほとんどリタイア」の現在地…「おお元気か?」と連絡し酒を酌み交わす

  4. 9

    日本ハムは「レイエス流出阻止」が最優先課題 優勝争い&新庄監督の去就以上に重大なワケ

  5. 10

    警察は田岡邸を没収し、兵庫県や神戸市の持ち物にしたらどうだ