羽振りのいい東京人は本当の富裕層か? 不動産バブル“宴の終わり”は近づいている
SNSなどで、豪華な食事やホテル、所有する車を誇らしげに投稿する人々がいる。しかし、そういった人々が本当の富裕層なのかは疑問だ。なぜなら真の金持ちは、自分が金持ちであることをSNSなどで証明する必要はないからだ。私が知る真の富裕層は、京都商人とまではいかなくとも、日々の暮らしぶりは実に平凡だ。
先日、銀座で複数の高級クラブを経営する方に現在の景気を尋ねたところ「コロナ以降、非常に厳しい。最近のお客さまが店に通ってくださる期間は、平均で6カ月程度です」。また「以前はお客さまの業種がそれなりに分かったが、今はどのような職業で、どのように収入を得ているのか、まったく見当がつかない方が少なくない」。
私にも現在の東京都心部の繁栄は、バブル景気に沸いた1980年代後半と比べても、どこか奇異に、かつ危うく映る。
今、一見景気の良いように思える人々の一定数は、東京の若い男女が初デートで全身を着飾る姿と同じで、実は「いっぱい、いっぱい」の状態なのではないだろうか。短い期間での栄華であり、長く続くことは難しいのではないか。この表層的な繁栄も近々幕が下りると感じる。


















