東京電力と中部電力が大幅赤字…「黄昏」の電力会社は財界から退場なのか?
官 ただ、経済産業省は中部電に法に基づく業務改善命令を出した。ガバナンスから見直しを迫られる。
財 問題は中部電だけではない。同じ日に発表された東京電力ホールディングス(東電)の9月中間決算も、本業の儲けを示す営業損益が336億円の赤字と中間期で4年ぶりに赤字へ転落した。1月に再稼働した柏崎刈羽原発の収支改善が950億円あったが、電力の売り上げ減や調達コストの上昇が響いた。
官 では、経営再建に、目指す外部資本との提携も難しいな?
財 そう思う。財界活動への揺れも大きい。中部電の勝野氏は会長辞任とともに中部経済連合会の会長も退いた。東電も福島原発の事故以来、経団連など財界の主要ポストに就いていない。
政 その揺れは全国へ広がるか?
財 関西経済連合会の会長も電力のトップではないが、その他の6つある地域の経済連合会で会長は電力会社だ。
官 そんな状況が、いつまで続くかな?
財 財界には「もう電力は経済の脇役、黄昏だ」という声が多い。退場が続いてもいい。
(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)
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