銀行名から消滅へ…東京銀行OBの怒り「恩人捨てるのか」

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 メガバンクトップの三菱東京UFJ銀行が、来春にも「三菱UFJ銀行」に名称を変えるという。

 旧三菱銀行と旧東京銀行が合併した1996年当時から、「いずれ東京の名前は行名から外されるのではないか」と疑われてきた。旧三菱銀行は、第2次大戦中に自分たちよりも規模が大きい第百銀行をのみ込んでいる。規模の小さな旧東京銀行では、ひとたまりもないだろうとみられてきたのだ。

 そんな合併から20年が過ぎ、いよいよ“疑惑”が現実となる日も迫っているようだが、旧東京銀行のOBで経済アナリストの菊池英博氏は「いまさら東京の名前を外すことに、どんなメリットがあるというのか。旧東京系の行員は少なくなっていますから、多勢に無勢で押し切られたのでしょうが、理解に苦しみます」と憤る。

「現在の三菱東京UFJ銀行の収益の柱は海外部門です。国内の業務は歴史的な低金利で利益を上げられず、海外展開で儲けている構図。そのベースを築いたのは、日本で初めて現地銀行をつくるなど、コツコツと海外市場を切り開いてきた旧東京銀行です。外国為替専門銀行のノウハウ、拠点、人材が、同行をメガバンクトップに押し上げたのです。同行にとって、旧東京は恩人のはず。その名前を捨てるのは、世話になった相手に後足で砂をかけるようなもの。そんな銀行が、果たして顧客から信頼されるでしょうか」

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