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有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

全国紙の経済記者を経て独立。豊富な人脈と経験、知識を生かし、経済事件の裏側をえぐったり、経営者を論評する名著が多い。「企業舎弟 闇の抗争」「創業家物語」「ネットバブル」など。経済記者の大御所である。

パソナグループ<下>「平成の政商」と呼ばれた南部代表

 パソナグループ代表の南部靖之は、1952年、神戸市生まれ。関西大学工学部在学中の76年2月に人材派遣会社テンポラリーセンター(現パソナグループ)を設立した学生起業家だ。

 90年代末のベンチャーブームの頃に、南部は現在のソフトバンクグループ社長の孫正義、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)社長の澤田秀雄とともに「ベンチャー三銃士」と呼ばれた。ここから南部は人材派遣業界の主役として表舞台に登場する。

 2001年に誕生した小泉純一郎政権は、市場での自由な競争を促す構造改革を打ち出した。小泉構造改革を担ったのが神戸出身の経済人たちだった。エンジン役となった経済諮問会議の民間議員はウシオ電機会長の牛尾治朗、総合規制改革会議議長はオリックス会長の宮内義彦が務めた。改革会議が立案した規制改革案を諮問会議が政策に取り入れた。諮問会議と改革会議は小泉改革の両輪であった。

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