セゾン投信・中野晴啓社長<2>組成した投信が解約ラッシュ

公開日:

「セゾン投信」は長期資産育成型ファンドを提供する投資信託会社だ。社長の中野晴啓が長期投資の運用に目覚めたのは、セゾングループのファイナンスカンパニーで、バブル末期から手掛けた債券運用においてだった。

 日本の機関投資家の資金は、1990年代半ばまでは比較的長期スパンで運用することができた。しかし、やがて会計制度が原価主義から時価主義に転換することになり、日本企業は決算ごとに株式や債券を評価し、損益に反映させなければならなくなった。

 中野がいた運用部隊も、やはり決算期ごとに利益実現を求められるようになったという。

「機関投資家の資金では、もう長期投資ができない。ならば、ほかの資金はないかと思案し、個人には決算がないと気づきました。こうして投資信託に思い至ったのです」

 中野はさっそく投資信託を研究し、1999年に米国の投資銀行と組んで、それまで日本にほとんどなかった資産形成型ファンドを組成する。もちろん、コンセプトの中核は長期投資だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    第2の加計問題? “漁業潰し”仕掛人は規制改革のメンバー

  2. 2

    自画自賛が一転…“イッテQ疑惑”対応を誤った日テレの痛恨

  3. 3

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  4. 4

    巨人マギーの報われない退団 「世代交代」とは遠い実情

  5. 5

    呆れた安倍内閣 「徳」なし総理の下「徳」なし大臣集まる

  6. 6

    巨人のFA丸獲得は“天敵”広島対策 最強オプションの提示も

  7. 7

    日ハム吉田輝星の原点 「投球フォーム」に託した父の願い

  8. 8

    玉城デニー沖縄知事の訪米に官邸・外務省が“横ヤリ”疑惑

  9. 9

    巨人原監督“正捕手起用”の意向…炭谷のFA補強に西武OB警鐘

  10. 10

    原監督は明言も…巨人・岡本「来季三塁構想」の信ぴょう性

もっと見る