前代未聞の異様な展開…石破首相は孤立無援で自壊の道へ

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反石破派も展望はない

党4役も辞表(森山幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 総裁選前倒しの票読み、飛び交う次の人事名簿、異様な雰囲気の永田町だが、これほどみっともない展開は前代未聞だ。防災、国防まで持ち出し、続投にしがみつく首相、先手で辞表の執行部、大義なき解散論まで出てくる国民不在の身勝手政局。これだけで自民党は政権を担う資格なし。

  ◇  ◇  ◇

 自身の進退について「地位に恋々とするものでは全くない。しがみつくつもりも全くない。しかるべき時にきちんとした決断をはたす」──と、自民党の両院議員総会で挨拶しながら、「まず、国民がやってもらいたいと思っていることに全力を尽くす」と、平然と“続投宣言”をした石破首相。

 衆院選、都議選、参院選と選挙で負けつづけようが、党内の「石破おろし」が強まろうが、総理を辞めるつもりはサラサラないらしい。続投の意思を示すために、週内にも経済対策の策定を関係閣僚に指示する予定だという。

 しかし、このまま政権を維持できると本気で思っているのだろうか。 

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