膨らむ費用、スポンサー減少も…岐路に立たされる冬季五輪
「冬季五輪は夏季に比べて、参加国も出場選手数も少ない。IOCはフィギュアの団体種目やフリースタイルスキーハーフパイプなど実施競技を増やしたとはいえ、世界的に見ればマイナーな競技ばかりです。規模が小さいため、スポンサー企業が費用対効果を考慮して冬季五輪を販促に利用するのを控えるのは当然だと思います。IOCの公式スポンサーはともかく、大会に協賛する企業は今後、激減することも考えられます」(前出の江沢氏)
今後は地球温暖化の影響で、開催に適した都市がどんどん減っていくという研究結果もある。冬季五輪は、岐路に立たされている。