細貝、豊田が“サプライズ落選” W杯代表選出の魑魅魍魎

公開日: 更新日:

 当時のトルシエ監督はトップ下の中村をサイドMFとして起用。ふてくされた中村はパフォーマンスが低下。ベンチに座る回数も増えていった。

「トルシエの言い分というのが《中村はベンチにいると落ち込み、試合を見ないで前髪ばかりいじっている。チームに悪影響を及ぼす》だった。しかし、これは表向きの理由に過ぎない。中村の実家はある宗教を熱心に信仰しており、ちょうど02年W杯の前にトルシエの母国フランスでその宗教団体は《ヒステリックな邪教に過ぎない》などの報道が相次ぎ、トルシエ、コーチのサミア、通訳のダバディの3人がビビり、中村を追い出したと言う人もいる」(サッカー記者)

 この時の発表会見で代表メンバーの名前を読み上げたのは、日本代表の団長を務めた木之本興三(2002年強化推進本部・副本部長=当時)だった。遠征先のノルウェー・オスロから帰国予定だったトルシエは「いきなり帰らないと言い出した。中村落選の理由をメディアから執拗に聞かれるのが嫌で木之本さんに丸投げした」(マスコミ関係者)ともっぱらだ。


■携帯に「未登録」の番号から連絡が…

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」