チームの要は外国人選手…“金満球団”阪神が抱えるジレンマ

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 とはいえ、勝負事は勝てば官軍だ。今季の阪神は3位の広島に猛追されながらも0・5ゲーム差で2位を確保できたのは助っ人4人全員が大活躍したからだ。

 208回3分の1を投げたメッセは最多勝(13勝)と最多奪三振(226)の2冠。新守護神の呉昇桓は最多セーブ(39)。新助っ人のゴメスは打点王(109)。来日5年目のマートンは首位打者(.338)と、いずれもタイトルを手にした。

 CSファイナルステージでは、公式戦で7ゲーム差をつけられた宿敵巨人に4タテを食らわせ、日本シリーズまでコマを進めることができたのも、助っ人たちが大暴れしたからである。

 振り返れば昨オフ、阪神はスタンリッジ(現ソフトバンク)を放出して呉昇桓を獲得。不振に終わった新井貴に代わる4番打者としてゴメスを補強した。昨季終盤、マートンを巡っては、DeNAをはじめとする他球団の獲得調査情報が飛び交い、メッセンジャーはメジャー復帰もウワサされた。引き留めるために一気に年俸が高騰したものの、その選択は大正解だったといえる。

■生え抜きの若手は育てたいが…

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