バブリンカ全仏制覇 ジョコビッチを強力ショットで下す
悲願のグランドスラムは持ち越しとなった。
テニスの全仏オープン最終日は7日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位N・ジョコビッチ(セルビア)は同9位、第8シードのS・バブリンカ(スイス)に6-4、4-6、3-6、4-6で敗れた。
今大会に勝てば史上8人目の生涯グランドスラム達成となるジョコビッチは、全仏で過去6戦全敗だったナダル(スペイン)を準々決勝で破った。誰もが、「4大大会制覇の達成は堅い」と思った。バブリンカとの対戦成績は17勝3敗。大きくリードしていたが、この日は大苦戦。ウイナー(決定打)は30に対しバブリンカは約2倍の59。エースも9本を決められ、パワフルショットに屈した。
全仏初優勝で賞金180万ユーロ(約2億5100万円)を手にしたバブリンカは28歳で昨年の全豪を制し、グランドスラムは2勝目。183センチ、81キロ。230キロ超の高速サーブが最大の武器だ。
▽バブリンカのコメント
「人生でベストのテニスができた。(優勝は)まだ信じられない。ジョコビッチと決勝で戦うのは最大のチャレンジだった」