著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

な~にが新国立球場だ やめちまえ!やめちまえ!

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「途方もない」を嘘で固める似非野郎である。な~にが新国立競技場だ、やめちまえやめちまえ。

 さて代替案。前のやつを取り壊しちまったもんはしようがねえ。更地にして東北に貸し出してる東京五輪の聖火台だけ据え付けて「国立競技場跡」と刻む。周りに芝生ぐらい植えて白い石灰の線を引いてトラックにすりゃ立派な運動場だ。北京のような見せかけの虚飾をぜんぶやめて、観客席、本部席、来賓席、パイプ椅子を並べたテントとする。破けりゃまた織る織り紙文化日本。オリンピックあらため「織りんぴっく世界運動会」。雨天決行、開始の合図は朝の煙花火ドン! と一発でよし。入場者及び選手全員にデング熱予防の虫よけスプレーを1本ずつ配り、熱中症対策に救護テントを用意すれば事は足りる。

 神宮外苑は露天商に開放し、お好み焼き、タコ焼き、やきそば、もんじゃ、イカ焼き、綿あめ、セルロイドのお面は飛ぶように売れ、全国の名産、東北被災地の名物は行列となり、イベント広場では全国の祭り、ねぶたソーラン阿波エイサー、じゃんじゃん誘致する。なんと楽しいことだろう。広場がありゃ人は集まる。日本を象徴する技術は「仮設!」。孫子への負担をさらに積み残すサメの脳みそに叩きつけてやろう。

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