滝川二高・山本真史監督が語る「高校生気質」と「指導方針」

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――混乱は起きませんでしたか?

「それはありませんでした。でも、本当にお金は賭けてなかった。警察に呼ばれて状況を説明したら、『それはカード賭博じゃなくて単なるカードゲームです』と、半ば門前払いですよ(苦笑い)。ただ、ある意味では部員にそうさせたのは私の責任でもあるんです」

――といいますと。

「私は部員に『あれをやれ』とか指示はしないんです。全体練習後に居残りをしろ、と言ったこともない。だから『(学校の)帰りのバスが来るまでトランプでもするか』となったのだと思います。私の方針が前任者と反対だったので、部員も相当混乱していたのではないかと……」

■読書をさせて感想を言い合わせる

――指示しないのが方針ですか?

「私は滝川高校の野球部出身ですが、40年前でも練習中の水飲みはOK。練習も朝から晩までなんてことはやらず、OBや先輩は疑問があれば答えてくれた。今風でしょ? そうした野球部で育ったからか、頭ごなしに命令するのが嫌なんです。今の子に力を出させるためには考えさせ、納得させないといけないですから」

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