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児玉光雄
著者のコラム一覧
児玉光雄追手門学院大学客員教授

47年兵庫生まれ。京大工学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として五輪選手のデータ分析に従事。前鹿屋体育大教授。日本スポーツ心理学会会員、日本体育学会会員。

心理学者が提言 松山は全米プロで「持論系動機付け」の貫徹を

 今シーズン最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権が8月13日から4日間、ウィスコンシン州のウィスリングストレイツ(7514ヤード・パー72)で開催される。このコースは名匠ピート・ダイ設計のリンクスタイプの難コースで、数多くのバンカーと高速グリーンがプレーヤーを悩ませる。

 すでに松山は技術的にメジャーを獲得できる域に到達している。後はメンタル面のみ。結果に一喜一憂している低レベルの心理状態では、到底メジャーのタイトルは獲得できない。

 松山がメジャータイトルを手にするとしたら、私が心理学上最強の動機付けと定義している「持論系動機付け」を徹底して貫くしかない。

 この動機付けは文字通り自分を信じて我が道を貫き通すこと。キーワードは、「この舞台の主人公は自分」「他人と比較しない」「誰が何と言おうと自分のやり方を貫き通す」となるだろう。たとえ思い通りのプレーができなくても、決して首をかしげてはいけない。終わってしまったすべてを捨て去って「今、ここに」という目の前の一瞬に最高レベルの集中力を発揮して、徹底して自分のゴルフを貫けば必ず道が開ける。

 今季の松山は、マスターズ5位、全米、全英オープンがそれぞれ18位だった。最後のメジャーで奇跡を起こして我々に感動を与えてもらいたい。

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