ラグビー日本にボーナスPの壁 前代未聞「3勝1敗」で敗退危機
優勝候補筆頭の南アフリカ(南ア=世界ランク5位)相手に歴史的な勝利を収めた日本(同12位)。4日後の23日にはスコットランド(同9位)相手に10-45と大敗。事前に決まっていたこととはいえ、中3日の過密日程に最後は息切れし、後半に入って5トライを許す惨敗だった。
1次リーグB組は全5チームが2試合ずつを終え、1位は2勝のスコットランドで勝ち点10。1勝1敗で同7点の南アが2位につけている。
日本は勝ち点4でサモアと並んでいるが、得失点差で4位という状況だ。
今後の日本はどうなるのか。
日本は10月3日にサモア(同11位)、11日に米国(同16位)と戦う。サモアは過去に2度の8強入り(91、95年)を果たしているチームだ。FW、BKとも伝統的に能力の高い選手が揃っているとはいえ、個々の力に頼り、攻守とも組織的なプレーは不得手だ。下馬評では「日本有利」がささやかれている。
米国は7日に南アと対戦した後、11日は中3日で日本との試合が組まれているからハードだ。しかも、南ア戦では体力的な消耗が予想される上に「世界一」といわれる相手の激しい当たりに故障者が続出することも十分に考えられる。