視聴率は苦戦必至も…在京4局「日本S地上波中継」の裏事情
「ヤクルト対巨人のCSファイナルステージ第4戦(10月17日=CX)の視聴率は12.4%と、近年では高い数字だった。このシリーズも7戦目までもつれれば、そこまで数字は悪くないと思っているんだが……」(在京テレビ関係者)
25日時点で視聴率は判明していないが、昨年の阪神対ソフトバンクは地方球団同士の対戦で、3戦目、4戦目は1ケタ台に低迷(関東地区では3戦目8.3%、4戦目8.4%=ビデオリサーチ調べ)。今回も苦戦必至との声が聞かれる中、7戦すべてを在京4局が地上波で中継、5試合でBS中継を行うことになった。前出の関係者の話。
「2年前のシリーズは巨人と戦った楽天に田中将大(現ヤンキース)というスター選手がいたことに加え、7戦目までもつれ込んだことが大きかった。6戦目は28.4%、7戦目も27.8%と高視聴率を稼いだが、昨年が低迷したこともあって、今年は地上波中継がない試合も出てくるとの懸念もあったくらい。でも、比較的スンナリと中継局が決まったと聞いています」
球界関係者は「どの局も是が非でも放送したいというわけではないだろうが、シリーズの放映権料が近年、安くなっていることは大きい」と、こう続けた。