リハビリ順調の超大物リンスカムが日本球界入り狙う理由

公開日: 更新日:

 代理人のリック・サーマン氏は来年1月、メジャー各球団の編成担当者やスカウトを集めてリンスカムの投球練習を見せるプランを温めている。

■カネより環境求め…

 球威低下の原因が長らく悩まされていた股関節痛などの故障なら、手術を受けたことで復活も期待できる。1月のトライアウトでサイ・ヤング賞右腕の片鱗を見せられればともかく、各球団に復調は厳しいと判断されれば、複数年契約はもちろん、好条件も見込めない。

 だったら1年間、日本球界でプレー。完全復活したことをアピールしたうえで、来オフ、改めてメジャーで大型契約を目指すのが得策という判断のようだ。

 代理人はすでにメジャーからのオファーがない場合に備え、日本の球団関係者を通じてプロ野球界に売り込みを図っている。

 メジャー事情通によれば「本人は年俸はともかく、居住環境や移動手段など生活環境の充実を求めている」そうだ。

 今季年俸は約21億6000万円。10年以降の6年間で、計118億2000万円も稼いだ計算になる。資金力に乏しいプロ野球界でカネを求めるのは八百屋で魚。「カネより環境」にこだわるのも納得か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑