ハムの中継ぎ左腕・乾獲得 巨人“京介ショック”克服なるか

公開日: 更新日:

 リリーフ左腕のメンバーは山口、戸根、今村の3人だが、今村は先発ローテーションの6人目で、調整として1度投げただけ。数字が悪いのは、防御率5.06の戸根である。山口は同1.50とはいえ、かつてのような絶対的な姿には戻っていない。

日本ハムは大累を入念調査か

 それなら、多少なりとも一軍経験のある中継ぎ左腕が二軍にいるのかといえば、阿南ただ一人というのが現状。昨秋のキャンプから期待されていた公文は一軍通算3試合。経験があるうちには入らない。京介一人抜けただけで意外にも「中継ぎ左腕」の層の薄さを露呈した格好だ。

 球団はヤクルトをクビになって育成として契約したウーゴを開幕直後に支配下登録した。堤GMはこの時、「左投手をきちんと整備しないとダメだと感じた」と説明。球界を揺るがせた野球賭博問題の影響で、トレード要員として巨人の若手は他球団から懐疑的な目で見られていた。後々発覚したら困るからだ。

「入念に“身体検査”をしただろうから、大累はクリーンなんでしょう。『犬より速い』と話題になったこともある快足を武器にしています」(球界関係者)

 こんなご時世にトレードで左腕が獲得できただけでも、巨人にとっては御の字だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは