赤土王者ナダルに錦織惜敗も 「全仏につながる」と専門家

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 さらに塚越氏はこう続ける。

「今のファンは、すぐにでも4大タイトル制覇を錦織に求めるが、簡単なことではない。ボリス・ベッカーやゴーラン・イバニセビッチといったトップ選手を指導してきた世界的名コーチのボブ・ブレッドは、『ベッカーの指導を受けているジョコビッチは、14年USオープンでケイに負けた時より数段上達している。サーブは深く入れてくるし、リターンもラリーも深く返して、相手に攻めさせない。錦織は一試合一試合(世界)ランクなりの成績を残すことが大事。今は我慢の時。サーブやネットプレーをより磨いて欲しい』と語っている。錦織はクレーコートが好きですが、以前は結果がついてこなかった。14年のバルセロナに勝って自信がついたと言っている。(クレーコートで行われる)5月のマドリードや全仏もいい試合をすると思う」

 今回の敗戦がさらなる飛躍のきっかけとなるか。

▽錦織のコメント
「チャンスを多く逃してしまった。ナダルの守備力がすごく、自分ができる以上の積極的なプレーをしないといけないので焦ってしまった。トップ5に勝つには、全ての面で少しずつ良くならないと」

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