先場所“ダメ押し”白鵬に親方激怒 新体制角界に変化の兆し

公開日: 更新日:

 度重なる暴虐に、親方衆も重い腰を上げた。

 26日に行われた、日本相撲協会の力士会。そこに乗り込んで行ったのが、二所ノ関審判部長(59=元大関若嶋津)と友綱審判部副部長(63=元関脇魁輝)だ。

 力士会に審判部の親方が出席することは極めて異例。2人が力士らに指導したのが土俵上の所作である。先場所は横綱白鵬(31)が嘉風にダメ押し。勝負が決まったにもかかわらず土俵下にぶん投げ、まともにぶつかった井筒審判部副部長(当時)の左足を骨折させた。

「井筒親方のケガ? それが一番だよね。あとは立ち合い不成立の問題。今後は立ち合いが合わなかったら、その場で力士を審判部に呼んで注意する。(執行部が)新体制に移ったし、先場所はそうした所作の悪さが目立っていたから」(二所ノ関親方)

 個人名を挙げて批判こそはしなかったものの、白鵬を念頭においての行動は明らか。実は前日25日には、友綱親方が白鵬を直接叱る場面もあったという。

 ある親方が「薬物や賭博、暴力団排除の研修会の直後です」と、こう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」