その瞬間、ヤクルトの左翼手・バレンティンが血相を変えて騒ぎ出した。
甲子園で行われた8日の阪神―ヤクルト戦。阪神が2点を追う六回2死走者なしの場面で、ゴメスへの2球目後、バレンティンが慌てふためいて、タイムを要求したのだ。
上空からなんと30センチもある魚の死骸が降ってきたのだという。「すごいニオイだった。上から突然、落ちてきた」とは試合後のバレンティンの弁だ。
死骸はボールボーイがちり取りで撤収。約3分の中断後、試合は再開された。
どうやら魚の死骸は上空を飛んでいた鳥が吐き出したものらしい。阪神ファンには気性の荒い人が多いといわれるが、腹いせに魚の死骸を球場に持ち込むわけはないか。