“伝説の右”で世界王座 上原康恒さんは沖縄料理店のシェフに

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 よみがえりつつあるボクシング人気。とはいえ、世界タイトルマッチといえばテレビのゴールデンタイムで放映された70~80年代の熱気には遠く及ばない。そんなアツい時代、人気を集めたボクサーの一人に上原康恒さん(66)がいた。完全アウェーの米国・デトロイトで世界屈指の技巧派として鳴らしたサムエル・セラノにKO勝ちし、WBA世界スーパーフェザー級チャンプに就いた。上原さん、今どうしているのか。

「いらっしゃい。おひとり? だったら、カウンターにどうぞ」

 都営大江戸線西新宿五丁目駅から歩いて7分。東大付属中学に近い3階建てマンションの2階にある創作沖縄料理店「チャンピオン」を訪ねると、エプロン姿の上原さんがいた。

「今年2月27日にオープンしてね。オレがシェフをやってるんだ。味? 任せておけって。軽井沢で『YMテニスガーデン』ってレンタルテニスコート&沖縄料理店を34年やってきた実績があるんだから」

 看板メニューは「ミンチ入りソーミンちゃんぷるー」「モズクの天ぷら」「黒酢たっぷりの酢豚」「特製ミミガー」など。伝統の沖縄料理にひと手間加えているのが上原流だとか。

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