“伝説の右”で世界王座 上原康恒さんは沖縄料理店のシェフに

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 さて、上原さんの人生を変えた大一番は80年8月2日、米国・デトロイトであったWBA世界スーパーフェザー級戦。マッチメークが決まったのが3週間前。下馬評も王者のサムエル・セラノ(プエルトリコ)が断然と目されていた。

「実際、序盤は圧倒されてたんだ。でも、6ラウンド終了直前の右フック一発で逆転KO勝ちした。観客席から1人応援してくれてた婚約中の女房の“康恒ェ、ぶっ飛ばせ!”の声が耳に届いたってのは冗談で、無意識のカウンターが決まったんだよ。羽田空港から出発した時は見送りにだ~れもいなかったのに、チャンピオンになって凱旋したら、マスコミやファンにもみくちゃにされたのを覚えてる、ハハハ」

 美穂夫人との間に1男1女がいる。

「娘は結婚して沖縄に住んでる。独身の息子はプロボクサーのライセンスを持ってて、マウスピース作りなんかを手がけてるよ。これからも親子でボクシング界発展のためにお役に立てたらいいね」

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