課題のパットが絶不調…宮里藍は後半崩れ初日1オーバー
【全米女子プロ選手権】
「ボールが飛ぶ人にも、飛ばない人にも難しいセッティング」
メジャー会場特有のタフな設定を警戒していた宮里藍(30)。イン発進の初日は11番パー5で3打目をピンそば1.5メートルにつけてバーディー先行。
あとは、「欲を出さずにどうやってパーセーブするか」という事前のプラン通りじっと我慢のプレーが続いた。
1アンダーで折り返して3番パー4で2つ目のバーディーを奪うとリーディングボード上位に顔を出した。
そこで気が緩んだわけではないだろうが、続く4番、5番と連続ボギーをたたくと、7番パー4では2打目がガードバンカーにつかまり、脱出は6メートルと寄らない。パーパットは右に大きく切れるスライスライン。これを打ちきれず1メートルもショートするとボギーパットも外して3パット、痛恨のダブルボギーだった。3番までの貯金を吐き出して、さらにオーバーパーへとスコアを崩してしまった。
8番でバーディーを奪って1オーバーでホールアウトしたが、課題はやはりパットだった。