宮里美香3アンダー11位発進 五輪出場逃した鬱憤を晴らす
【全英リコーOP】
男子メジャーの全英オープン会場は毎年、海沿いのリンクスコースで行われ、一日に四季があるといわれるぐらい天候がめまぐるしく変わる。ところが女子大会はリンクスではなく林間コース。
初日は時折雨が降ったが、風速1メートルと穏やかで、気温は19度。だから単独トップのイ・ミリム(25=韓国)が10アンダーまでスコアを伸ばすなど、アンダーパーは45選手と好スコアが続出した。
日本勢トップは五輪代表の座を逃した宮里美香(26)。3バーディー、ノーボギーの69で回り11位タイにつけた。
前半は「なかなかパーオンしなくてアプローチに助けられ、微妙なパーパットも入った」としぶとくパーセーブを続けた。
「ガマンしていたらチャンスが来るだろうと自分に言い聞かせていたら10番でバーディーが来た」
複雑な芝目があってラインが読みづらいグリーンだったが、折り返してから10番3メートル、14番4メートルのバーディーチャンスを手堅く沈めると、18番では「まさか入るとは思わなかった」という10メートルのロングパットが最後の一転がりでカップイン。3つのバーディーを奪った。