団体銅も大きい中国との差 女子卓球「東京五輪」への課題

公開日: 更新日:

 村上監督が「倒したい」と言い続けている中国はまさに卓球王国だ。五輪に関していえば、実施された88年のソウル大会から今回のリオまで女子個人(シングルス)8連覇。そのうち、ワンツーフィニッシュ6回(ソウル大会は3位まで独占)。男子も今大会で3連覇、5度の金メダルを取り、4度は銀メダルも手にしている。

 08年北京大会から採用された団体戦も、女子は決勝でドイツに完勝し3連覇。男子も3連覇が濃厚。日本時間18日に行われる決勝で日本が中国を倒せば奇跡の勝利だ。

■卓球が階級性なら日本も金メダル

 卓球は団体戦が採用される前、04年までの5大会はダブルス戦が行われていた。中国の男子は5連覇して、そのうち2回は銀も取っている。女子ダブルスも4連覇してワンツーフィニッシュが3回。五輪の卓球は中国にメダルを取らせるためにやっているようなものという声さえある。ロンドン大会からシングルスの出場枠が各国3人から2人に減ったのは、北京大会で中国が男女個人でメダルを独占し、団体も男女が金メダルを取ったことが影響した。現状は、中国以外の国が、団体では銀と銅、個人は銅だけを争う戦いになっている

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?