亡命目的で来日か “失踪”ガルシアに利用された巨人の痛恨

公開日: 更新日:

■職員に暴力未遂事件

「足は速いし肩も強い。守れる外野手でした。三振は多くても、スイングスピードは速いし、打撃も悪くなかった」

 続けて、「でも……」と声を潜めて、こう明かす。

「実は問題を起こしたんです。日本式に適応できなかった。例えば試合前の練習でも日本はみっちりやるでしょう。それがイヤだと反発した。海外事情に詳しい三軍の後藤外野守備走塁コーチは扱いがうまく、『これだけ練習したら、あとは日陰で休んでていいから』となだめすかして操縦していたものの、球団方針が『特別扱いしない』だから、後藤コーチだって毎回はかばってくれない。そもそも、最初は寮に入ったけど、どうしても馴染めずに寮を飛び出し、特別に許可を得てホテル暮らしをしていた。それでもガルシアのストレスはたまる一方だったでしょう。そんな時、ガルシアは注意をされた通訳に殴りかかろうとしたんです。先月末の足の故障が治り、三軍戦で復帰するはずだった矢先の出来事で、さすがに暴行未遂事件を起こしては解雇されても仕方ない。ただ、実力はあった。有望株だったから残念というのが現場の意見です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ