亡命目的で来日か “失踪”ガルシアに利用された巨人の痛恨

公開日: 更新日:

■職員に暴力未遂事件

「足は速いし肩も強い。守れる外野手でした。三振は多くても、スイングスピードは速いし、打撃も悪くなかった」

 続けて、「でも……」と声を潜めて、こう明かす。

「実は問題を起こしたんです。日本式に適応できなかった。例えば試合前の練習でも日本はみっちりやるでしょう。それがイヤだと反発した。海外事情に詳しい三軍の後藤外野守備走塁コーチは扱いがうまく、『これだけ練習したら、あとは日陰で休んでていいから』となだめすかして操縦していたものの、球団方針が『特別扱いしない』だから、後藤コーチだって毎回はかばってくれない。そもそも、最初は寮に入ったけど、どうしても馴染めずに寮を飛び出し、特別に許可を得てホテル暮らしをしていた。それでもガルシアのストレスはたまる一方だったでしょう。そんな時、ガルシアは注意をされた通訳に殴りかかろうとしたんです。先月末の足の故障が治り、三軍戦で復帰するはずだった矢先の出来事で、さすがに暴行未遂事件を起こしては解雇されても仕方ない。ただ、実力はあった。有望株だったから残念というのが現場の意見です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」