GP初戦は2位 “ガラスのエース”羽生結弦に付きまとう不安

公開日: 更新日:

「来年3月に行われる世界選手権は、18年冬季平昌五輪の出場枠争いになる。今季のGPシリーズは世界選手権に向けての調整という意味合いが強い。毎年マイナーチェンジされる審査基準が、点数にどう反映されるかも確かめているのでしょう。そうした状況判断はオーサー・コーチが最も得意とするところです」

 しかし、気になるのがケガだ。羽生はシーズンオフに左足甲の靱帯を負傷し、2カ月の静養。9月にも練習中に右足首を痛めており、風邪にも悩まされた。思うように練習ができず、4回転ジャンプ4本を跳ぶプログラムは過酷なもので、今季初戦のオータム・クラシックでは体力不足にも苦しめられた。

「ケガとは今後、一生付き合っていくしかない。羽生は幼少期から体が弱く、ケガが多かった。フィギュアはただでさえ、故障の多いスポーツ。確かに171センチ、56キロという細身の体は有利ですが、足腰を痛めやすいという欠点もある。羽生の技術や精神力は一級品とはいえ、ケガで練習量が減って体力が……という恐れは今後もあるでしょう」(前出の関係者)

 まさに「ガラスのエース」か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い