浅田真央の胸中は…表現力より「3A跳ぶ?」ばかり話題に

公開日: 更新日:

 本人も複雑な気持ちだろう。

 22日に開幕したフィギュアスケートの全日本選手権は24、25日に女子のショートプログラム(SP)とフリーの演技が行われる。浅田真央(26)は今季、左膝の故障で代名詞の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル=3A)を回避してきたが、試合前練習で何度も跳び、23日には不完全ながら着氷したことから、本番では1年ぶりに披露するとみられている。

 今季のグランプリシリーズ(GP)2大会は、左膝の状態が悪く、難易度を落とした演技内容でもミスが目立った。フランス杯では、ルッツ、サルコー、フリップの3つの3回転がすべて2回転となり、9位と惨敗して涙した。今年最後の大会で3Aを決めたい気持ちはよくわかる。

 真央はすでに26歳。体が大きくなり、ジュニア時代からポンポン跳んでいた3Aもなかなか決まらなくなってきた。今大会で3連覇を狙う18歳の宮原知子(今季GPファイナル2位)や15歳の樋口新葉(GPフランス杯3位)、本田真凜(ジュニアGP2位)といった若手も次々と出てきた。今大会で4連覇(06~09年)と2連覇(11~12年)を達成した真央も、今では脇役になってしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲