野球留学生ゼロ 前橋育英・荒井監督が語るユニーク育成法

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――他に指導で心掛けていることは?

「下手な子をバカにする風潮だけはつくらないようにしています。私は技術が拙い子ほど、徹底的に教えます。ベンチ入りが無理だという子でもです。それでレギュラーにかける時間が減ったとしても、決して無駄ではありません。後は自分で考える癖をつけることです。練習を『やれ』でやっても、翌日は同じように『やれ』と言わないとやらないでしょう。でも、本人が『やる』と決めてやるならば、言われなくてもやります。基本、野球が好きでやっている子たちです。それをもっと野球好きにさせたいんです」

――その成果が13年の全国制覇だと。

「だからといって調子に乗ってはいけません。実は前の監督の時は県外選手もいたんです。まあ、でもいろいろと問題があったりと……。そこで当時の顧問の先生が『21世紀枠に選ばれるようなチームをつくろう』と提唱したのが始まりなんです。昔、高校野球の監督になると母親に話した時、『あんたは(口下手で)しゃべれないからやめなさい』と言われた(苦笑い)。それが前橋育英に来て18年。私は運がいいなあ、と思っています(笑い)」

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